■北関東エリアを中心にものづくり企業様のCAD教育支援を展開
【サテライトオフィス】埼玉県さいたま市大宮区桜木町2-3 マルイ大宮店7Fフロア内
■サイト運営:アイワークス株式会社 神奈川県横浜市西区高島2-6-38岩井ビル3F
■求職者支援訓練 実践コース(6か月)
機械製図2D/3D-CADオペレーター養成科)定員15名
【※横浜開講コース 第27期 訓練受講生募集要項】
・訓練番号:5-05-14-002-16-0330
・訓練期間:令和6年2月21日~令和6年8月20日
・募集期間:令和5年12月26日~令和6年1月22日
・選考日:令和6年2月1日
・合格通知日:令和6年2月6日
※訓練の説明会は個別で随時実施いたしております。
説明会予約、その他のお問い合わせは電話045-451-1831 磯部、荒川までお願い申し上げます。
訓練「機械製図2D/3D-CADオペレーター養成科」の目的(仕上げイメージ)は俗に言う「図面がばらせる人」になることです。「CADの操作が優れている人」ではございません。
「図面がばらせる」ってどういうことでしょうか?
機械設計者は機械や部品を設計計画し、それを計画図として作成しますが、そのいくつもの部品で構成された1つ1つをばらし、その1つ1つの部品を作るための製作図(これで職人さんが部品を完成させる図面)を作成する作業です。これが機械設計補助業務や機械CADオペレーター業務を行う上での一定の評価基準になると考えます。もちろんすぐには得られるスキルではありませんので、そこを本訓練で実践的な演習を行い習熟して頂くというものです。CADスキルは有れば有ったで素晴らしいことですが、読図力=図面のばらし展開作業に優るものはないと認識しております。
3D-CADの業務が主流になりつつありますが、これも基本は図面読図力が大前提になりそれが備わっていれば、あとは3D-CADの操作レベルのお話です。ばらし展開作業は2D-CADだからと心配をする方もいらっしゃいますが、そのあたりは問題なく踏襲します。
ただ、いくらテクニカルスキルを養っても、就職できなければ仕方ありません。
本訓練は求職者支援ですから、就職するためのものであるという大前提がございます。そこで3回にわたって実施する就職支援やキャリアコンサルティングにもしっかり注力して参ります。
就活には個々の戦略が必要です。場合によっては一般事務職+CADといった内容であったり、機械ではないCAD分野の場合もございます。受講生の皆様にマッチングしたものならばそれで宜しいかと思いますし、拘った戦略が仇になってしますこともありますゆえ。しっかりお話合いをしながら就活で成果をあげて頂きたいと思います。
6か月間の訓練ですが、「あっという間に訓練が終わりました。」という受講生さんの声を耳にします。
訓練期間中は忙しく色々と取り組んで頂くことになるかと思いますが、有意義な時間を過ごしてもらえますように、一同お手伝いさせて頂きます。よろしければご参加くださいませ・・・。
お申込みは、お住まい所轄のハローワークにて、ご対応のほど宜しくお願い申し上げます。
「求職者支援訓練で、2月開講の機械製図2D/3D-CADオペレーター養成科の訓練受講したいのですが・・・。」とハローワーク受付担当者様にお尋ねください。
以下の訓練実施科目は訓練実施していく順番に掲載いたしております。(ご参考ににされてください。)
空間把握は図面を読む上で必ず養わなければならないものです。
日本においては、機械製図は第三角法という考え方で図面を作成します。
ある形状の立体認識を深めていくのですが、これはトレーニングで一定レベルを習得できるものなので、ひとつひとつ着実に取り組んでいくことだと思います。
先人の方々がCADが存在しない時代に、ドラフター(図板)にトレーシングペーパーを敷いてシャーペンやけし板といった道具で1本1本線を引き、1枚の図面を仕上げていったわけですが、まさに手書き図面の機微を経験することで、先人の凄さも体感していただけるかと思います。
とにかくまずはCADで線を引いたり、丸を描いたりといった基本的な操作を習得して頂く演習です。CAD初心者の方は期待と不安いっぱいで受講されますが、心配無用です。ツールはAutoCAD(オートキャド)を使用します。分かりやすく操作を習得できる「ツボ」をお伝えしますので。
CADの操作を覚えたら再び空間把握を行います。ただしCADの画面上で。手書きの空間把握に対して「デジタル空間把握」と称しております。CADに慣れることと立体認識を引き続き習熟して頂くことが目的です。
機械製図をしていく上での「お約束」や「基礎的な知識」といった内容を動画や座学といった様々な形式で習得して頂く内容です。とは言え、実際には短期習得は正直この段階では簡単ではありません。実際に課題を演習する中で都度都度確認・補完し続けながら徐々に根が下りていくものです。決して慌てずにコツコツと取り組むのが、それこそ「コツ」なのです。
とても大切な就職支援の1回目は2つの内容です。
「就職活動で成果をあげるために」という言わば扇の要といった就職活動に向けての心構えや認識のお伝え、表題は次の通り。
・自分を知る・相手を知る・接点を作る大切さ・目標・方向の明確化
そしてもう一つは「受けたい求人情報を探す工夫」という求人情報の具体的な探し方や応募を増やすコツなどをお伝え、表題は次の通り。
・相手を知る・雇用環境・労働市場の理解・求人情報の種類と特徴
CADトレースとは図面を書き写すという意味で、CADコマンドを正しく操作して紙図面をCADデータ化していく内容です。課題形式のワークシートをCADトレースしていきながらCAD操作を更に習熟、そして肝心な製図の約束事を理解していきます。
ただ単に課題を書き写す訳ではなく、機械製図概論で学習した(主に作図の基本的ルールや図形の表し方)各内容について思い出しつつ、トレースして頂きます。
正直座学で行ったからといって理解が深まっていることは少なく、CADで作図しながら機械製図の中身を認識・再確認することで浸透していきやすいと考えております。
CADトレース基礎演習と形式は同じですが、トレースの中身が機械要素になります。ボルト・ナット、ネジ・穴、はめあい、表面性状、溶接等、機会を構成するうえで必須となる項目をCADトレースしていきます。
専門的な内容をCADトレースしより深く触れていく中で、モノづくりの奥深さを感じていくことでしょう。
就職支援2回目は「楽しもう!応募書類作成」です。
とかく悩みがちで消極的なイメージを持ちやすい求人応募書類の作成ですが、応募書類3点セット(カバーレター、履歴書、職務経歴書)の意味合いや具体的な作成方法、そして面接に通過する応募書類とそうでない書類の違いをしっかり認識してもらい、求職者の皆様の一助として頂く内容です。
意外に気が付かない部分がとても大事だったりするものですが、応募書類作成もその様なものと捉えてください。
「楽しんで!」応募書類作成して参りましょう。
計画図面から部品図を作成する実務でもある「ばらし業務」本番さながらのシチュエーションで取り組んで頂く科目です。今まで取り組んできた内容を1枚の図面作成に集約させていきます。
作図よりも考える時間が増していくことになりますが、考える順番や判断などはその都度、何度も確認し反復しながら習熟していきます。
本訓練の肝と言うべき、ばらし業務に真っ直ぐ取り組んでください。
CL(クランパー装置)は、DJ(穴あけ治具)のばらしよりも、部品点数が多く、機構もやや難し目の内容となってます。部品どうしの関連性をよく考えながら、粘り強く取り組んで頂きます。
完成した図面(承認図と言いますが)は3Dパーツモデリングのネタとなりますから、正しく図面作成をしないと訓練カリキュラムが完結しない事になる訳です。
計画図としっかり向き合い、「ばらし」て下さい。
DD(動力伝達装置)のばらしは、ばらし科目の集大成です。様々な機械要素がもれなく構成されている実務課題の王道です。
ただの単品部品のみならず、溶接構造品(軸受台)も盛り込まれ質と量がさらに増した内容となっております。チャレンジ精神を発揮して何度も繰り返して取り組んで身に付ければ、スキルの精度が確実に向上します。
就職支援3回目はいよいよ面接についてです。
実は、面接は書類作成する時から始まっているのですが、そのあたりの解説から入っていきながら、面接にあたっての準備の必要性や、面接でよく出てくる質問への対応方法を得ていく内容となります。就職支援1回目と2回目で取り組んだ内容を備え、内定⇒就職までの最終段階である面接対応をしっかり身に付けてください。
対応力を増すためのロールプレイも盛り込む内容ですから、より現実的な就職支援と考えてください。
ここから3次元CADの訓練に入っていきます。
「2次元CADよりも3次元CADは難しい!?」とお考えの方が少なくありませんが、むしろ逆なのです。2次元CADを習得し、読図力を備えたならば3次元CADはコマンド操作の習得だけのものと思ってください。もちろん手法は3次元特有のものですが、2D-CADからの積み上げ式で更に楽で便利な3D-CADを扱うというイメージで良いとかと思います。
Autodesk Inventor(オートデスク・インベンター)という機械系3D-CADを使用し、基本的なコマンド操作の演習を行って参りますが、3次元CADの場合「基礎がとにかく大切」と思ってください。3Dモデルを作成する考え方や作成手順(履歴)といったところを確実に理解して頂きます。
演習で作図した図面をもとに、全部品の3Dパーツモデリングを行います。
モデリングの作成方法によってはアセンブリ(部品どうしの組立)がしずらくなることもあり、モデリングのユーザービリティーが問われてくることになります。パーツが全て完成した後は、部品の組み上げ(パーツアセンブリ)をします。
部品点数は少ないのですが、初めての実務課題のモデリングということで訓練時間は多く見積っております。
CL(クランパー装置)の3DパーツモデリングもDJ同様に作成した図面からモデリングします。連動した動きが複数か所あるので、アセンブリにやりごたえを感じてもらえるかと思います。
実際にモーションする設定も行い、3D-CADの醍醐味も得られる内容となってます。少しづつモデリング&アセンブリの制度が上がっていくことを感じながら取り組んでください。
この演習科目は溶接構造品や購入品(既に販売されている部品)などを外部から参照して盛り込むといった、実務でも即戦力レベルのパフォーマンスを訓練する内容です。
色々な所に気を遣い、精度の高いモデリング&アセンブリに取り組んで頂きます。このような経験は就職活動の自信の評価としてのエビデンスに十分値するものですから、しっかり臨んで頂けたらと思います。
3Dパーツモデリングやアセンブリをしたデータを2D図面化するのがこの訓練科目です。
3D-CADが主流になりつつあると表現したのは、まず3次元で形状をモデリングした後、2D図面化をするほうが、2D図面作成よりも時短でヒューマンエラーの防止につながるからです。
Inventorで作成した3Dデータを2D図面化し、AutoCADにデータ変換し製作図面とするケースが現場では多く見受けられますので、そのあたりを経験することも有効かと思います。
これらの訓練科目に取り組む「求職者支援訓練」は受講無料というとても良い制度です。
個人様・民間企業様向けに同様の講座を下記内容でご用意いたしておりますが、これらは全て有償となります。この制度をしっかり活用して、モノづくり業界でご活躍することを心より願っております。